◆撮影素材のプレビューと現場編集用PCについて
過去記事になりますが、
運営するYouTubeチャンネル“ヨーロッパ鉄道の旅”を全編4Kで収録するにあたり、現地での収録素材の取り扱い用のPCとして、携帯性にも優れたSurface Pro 3の使用を紹介していました。
Surface Pro3は発売当時、最上位グレードのCore i7を積んでいましたが、旅行先での作業用PCとして4K素材の取り込む作業は問題ないレベルなのですが、
4K動画素材のプレビューはスペック的に厳しいレベル。
メインカメラがソニー α6300
映像素材の取り込み&プレビューソフトとしてSony PlayMemories Home を使用していました。
PlayMemories Homeはフルーソフトですが、素材のプレビューや簡易編集。動画から静止画の切り出しが可能。
またタイムラプスムービーの作成も行えるので、旅先では毎晩ホテルで素材の取り込むみを行いながら、OKカットとNGカットの切り分けを行う予定でした。
(保存用のポータブルHDDの容量を最小限に抑えるため)
しかしながら、当時のSurface Pro3は Core i7でも世代が古い為、先ほど触れた通り4Kプレビューはなんとか見られるのですが、素材数が多いとレスポンスがついていけないので、OKカットとNGカットの切り分けはあきらめて、収録全カットをポータブルHDDに保存して乗り切りました。
ちなみに30日間の日程で、4K 24Pもしくは30P素材合計で約3TBでした。
ちょうどWD 2.5インチポータブルHDD3TBに収まりました。
今回のネタは、旅先での簡易編集も可能なモバイルノートPCにリニューアルしましたので、
New PCの開封レビューを掲載します。
XPS 13(9300)
購入のポイントはSurface Pro3同様に携帯性に優れ、4K素材の簡易編集が出来るスペックを求めました。
また、スペックとしてもう一点だけこだわったのが、液晶画面の縦横比です。
最近のWindowsノートPC液晶画面は16:9 フルHDサイズが主流になっています。
もちろんフルHDなら動画コンテンツ系の再生やゲームには最適ですが、
WEB閲覧や文書作成、表計算などは、縦方向により多く表示可能な16:10か3:2の方が使いやすいのです。
縦横比16:10の表示領域
Surface シリーズは3:2を採用していたので、同サイズのインチ数でもより下までコンテンツを表示できるので、仕事がはかどりました。
よって候補機種はSurface ProかSurfaceLaptop3に絞られたのですが、XPS 13のNEWモデルが16:10を採用した情報があり、XPSも候補に入りました。
Pro3の進化として最新型のSurface Pro7でもよかったのですが、簡易編集する場合に最低でも13インチ以上は欲しくて脱落、Surface Laptop3は13.5インチで一番候補でしたが、値段が高い!!
XPS 13のNEWモデルはSurface Book3とほぼ同スペックで、4辺狭額ベゼルを採用しており、
11インチクラス級のサイズに収まっているようでした。
(サイズ比較:左 Surface Pro / 右 XPS 13 ほぼ同サイズ)
Surface Book3のデザインと3:2画角に後ろ髪ひかれつつも最終的に購入の決め手になったのは値段です。
Surfaceもモデル末期には大幅に価格が下がりますが、新製品は強気のプライスです。
XPS 13のNEWモデルでも、ネット直販価格の20%OFFキャンペーンを利用できるので、
こちらで購入することになりました。
前置きは長くなりましたが、開封レビューに入ります。
輸送箱から取り出した状態。
(本体とほぼ同じサイズでとても小さい)
黒い中箱(化粧箱)を開けます。
ノートPC本体がぴったりサイズで収まっていました。
化粧箱はちょっとリッチな感じで作られています。
ノートPC本体を取り出した状態。
化粧箱に厚みがあるので、底面にアクセサリー類が収まっています。
同梱品
電源ケーブルと45WのACアダプタ、それとUSB Type-C ~Type Aに変換するケーブルだけ。
通常のUSB Type Aコネクタのデバイス接続はこの変換ケーブルが必要になります。
ドキュメント類はこんな感じ。クイックスタートガイドとワランティーカード。
続いて右側面のインターフェースはUSB Type-C端子×1、ヘッドセット端子。
USB Type-C端子はThunderbolt 3とPower Deliveryに対応しています。
アルミ削り出しボディのため、鋳造ボディよりも堅牢性と美しい質感があります。
高級感が漂います。
左側面では、USB Type-C端子×1、MicroSDカードスロット。
Type-CのACアダプタは左右どちらも接続可能です。
それにしてもシンプルなインターフェース。
インターフェースが少なすぎると感じる方も多いと思いますが、
私はUSB Type-CのマルチHubを使う予定なので、あまり気にしません。
ただし、1つ注意が必要なのが、付属の45WのACアダプタをUSB Type-C Hub経由で給電した場合は
電力不足になる可能性が高いです。
よって、Hub経由の場合はオプションの65Wの純正ACアダプタ、もしくは60W以上のUSB Type-C ACアダプタからの使用をお勧めします。
前面はくさび型になっており、驚くほどスリム、左右に見える小さな穴は内臓マイクのようです。
光沢が美しい平面のヒンジ部分。
ボディーカラーはプラチナシルバーですが、ディスプレイとキーボード側はブラックです。
パームレスはカーボンで質感が高いです。
スキンシール XPS 13 (9300) 【透明・すりガラス調】
ちなみにアルミ削り出しのボディ(本体)と液晶の保護フィルムをPDA工房さんに商品化を依頼しました。
液晶保護フィルムはブルーライトカット【反射低減】にしました。
ノートPCケースがあれば衝撃吸収の対策はとれますが、日常使用や海外の空港のセキュリティーでは
ケースから取り出しを要求されるので、ボディ保護のスキンシールがあれば多少は安心できそうです。
以上が、購入の経緯と外観の開封レビューでした。
次回は実際の編集マシンとしての使用感ついて報告したいと思います。