機材紹介㉓ ROG Zephyrus G15購入
4年前に購入した自作デスクトップパソコンからゲーミングノートパソコンに買い替えました。
買い替えの経緯と開封レビューを紹介したいと思います。
自作デスクトップパソコンは主にYouTube用の動画編集で4K映像を扱っているため、
CPUは当時売り出し中のAMD 第一世代のRyzen 7 1700 8コア16スレッドを選択して、GPUは昨年に最新のGTX 1660 SUPERに更新していました。
4年が経過しても、スペック的に大きく見劣りしませんでしたが、
夏場のデスクトップ使用は排気からの熱で部屋が暑くなり、電気代もかかるので、
最近、現場編集用PCとして購入したDELL XPS 13〈9300〉出番を奪われておりました。
実際にYouTube用の動画編集において、ほとんどの作業はXPS 13でも問題なかったのですが、
前回の機材レビューで紹介したDaVinci Resolve Studioを使い込んでいく作業では外部GPUの役割がマストの為、ノートパソコンでもデスクトップ並みの処理能力を有するマシンを検討するに至りました。
DaVinci Resolve Studio
検討にあたり、ポイントは大きく3つに絞りました。
- コストパフォーマンス
- 画面サイズは15.6インチ程度
- USB-C PD充電に対応している
コスパは言うまでもなく絶対条件ですが、デスクトップの代わりになるのが前提なので、液晶モニターサイズについても15.6インチは必要と考えました。
また、ノートパソコンにしては大きめのサイズですが、部屋を移動しての使用や、
出先の利用も考え、USB-C充電アダプター対応にもこだわりました。
USB-C ACアダプター(参考)
実は、コスパ,液晶サイズの条件で調べると該当する製品はたくさんヒットするのですが、
USB-Cからの充電条件を満たすとなるとかなり絞られてきました。
(15.6インチノートパソコンに付属されるACアタプター)
実際にゲーミングノートパソコンはハイエンドのため、消費電力も最大約180Wと大きく、ACも大型の物が付属しているため、USB-C PD充電では電力不足でカバーできない仕様になっている物が多いと思われます。
結果ASUSのROG Zephyrus G15シリーズ1択になってしましました。
気になるスペックですが、CPUとGPUは下記になります。
CPU:AMD Ryzen 7 4800HS モバイルプロセッサー + AMD Radeon グラフィックス
GPU: NVIDIA GeForce RTX 2060 Max-Q
+
最新のAMD Ryzen™ 7プロセッサーとGeForce RTX™ 2060のグラフィックス、Type-C充電もサポートしています。
ベンチマーク比較表(参照)
自作デスクトップパソコンが初代AMD Ryzen 7 1700だったので、CPUスペックでも上回り、
グラフィックボード(GPU)もGTX1660 SUPERからRTX™ 2060にグレードアップしています。
それでは開封してみます。
パッケージにもROGのロゴが入ってかっこいい
開くとこんな感じで、裏側にROGとマシンコンセプトが印字されて高級感もあり、購入者の気分を盛り上げようとしていますね。
本体を取り出すと小分けにされた箱が現れて、中にはマニュアルやACアダプターが入っていました。
同梱品
ハードは本体とACアダプターだけでいたってシンプル。
15.6インチのゲーミングノートにしては薄さわずか19.9mmで、流行りの狭額ベゼル採用のシンプルなデザインが気に入っています。
この薄さだと鞄に入れて持ち運ぶこともできそう。
重量は2.1㎏なので、ぎりぎりな感じですね。付属の巨大なACアダプターと一緒に持ち運ぶ気にはなりませんが、
65W対応小型のType-C ACアダプターなら一緒に持ち運ばせそうな感じです。
インターフェース(ポート類も)特に問題ありません。
左サイドは、RJ45(EtherNet)、HDMI、USB3.2 Gen 1 Type-A 、USB3.1 (Type-C/Gen2)
右サイドは、USB 3.2 Gen 1 Type-A ×2
部屋間の移動や、実家や出先でも仕事をする機会があるので、
Type-C充電にこだわって探した結果いい機種に出会えました。
価格も8コア16スレッドのCPUと、RTX™ 2060の組み合わせで15万以下は、コスパが高いと思います。
不満な点は、
・カメラが搭載されていない。
(テレワークの時代に必要なアイテムですが、オンライン会議はウェブカメラがあればそっちの方が使いやすいので私は問題なかったです)
・キーボードのレイアウトが馴染めない。
HOME,ENDキー等が右端縦に並んでいる!なんで?
ゲーミングPCの配列ではよくあることなの?
個人的には、ENTERやBACK SPACEキーが右端に無いと、間違って押してしまいます。
ただ、自宅ではモニター、キーボードは外付けにしているので、問題ないですが、
出先での使用は慣れが必要なキーボードです。
・Windows Hellowに対応していない!
カメラ非搭載と同じ流れなのですが、ログインの際に使用する、顔認証や指紋認証(ボタン)が搭載されていないので、ちょっと不便です。
(PINコード入力すればいいだけのことでですが……)
以上の3点がROG Zephyrus G15の不満点でした。
まあ、ゲーミング(私の場合動画編集)に特化して、
無駄を極力排除してスペック優先でコストを抑えた商品のコンセプトとしては理解できるし、代用が効く項目なのでトレードオフとして割り切っています。(笑い)
ここまでが簡単な開封レビューですが、
結論としてはスペック、デザイン、価格の三拍子揃ったハイエンドノートパソコンだと感じました。
次は、実際に4K動画編集時の印象をレビューしたいと思います。