
Feiyu pocket ポケットジンバルカメラ 後編
前回の開封レビューに続き、後編ではFeiyu pocket本体液晶画面からの設定方法、搭載機能紹介と、
スペックや価格も近いFIMI PALMとの比較を掲載したいと思います
本家Osmo Pocketと違い広角に対応したポケットジンバルカメラを検討している方の参考になれば幸いです。
撮影機材紹介⑯ Feiyu pocket
前回の開封レビュー(電源投入まで)のレビューはこちらから。
それではFeiyu pocketの操作系に入ります。
電源ボタンは右側面に用意されています。
Osmo PocketやFIMI PALMなどは録画ボタンやFunctionボタン長押しですが、Feiyu pocketは独立しています。
(前面のボタンに慣れていたので、側面の配置に最初は少し戸惑いました)
設定の基本操作はOsmo Pocket含め他のポケットジンバル共通の液晶画面を十字方向にスワイプします。
下方向にスワイプしますと「設定」画面になります。
ポケットジンバルでは最大の1.3インチ液晶は表示もやや大きくて老眼には助かります(笑)
設定画面から入りますが、そこから階層が十字方向に分かれます。
(タップから入るのとスワイプで入る階層があります)
先ずは、設定アイコンをタップします。
本体のバッテリー、SDカードの残量や操作音、垂直方向のチルドコントロールのON,OFFができます。
さらに右にスワイプするとちらつき防止、蛍光灯下のフリッカー(50,60Hzの切り替えなど)やオートパワーOFF、パン水平バランス調整、WIFI設定ができます。
右に最後まスワイプすると、リセット、デバイス情報、言語設定になります。(言語は日本語対応)
ホーム画面に戻る各メーカーカメラ共通の「白いバー」をスワイプします。上記画面では、上方向にスワイプ。
続きまして、2つ目の階層が、設定画面から左右にスワイプします。
左にスワイプすると画質を設定する画面が現れます。
高画質☆とスーパーファイン☆☆☆の二択です。
(わかりにくい表記ですが星3つの☆☆☆スーパーファインがより綺麗に撮れる設定です)
設定画面から右に一つスワイプするとスクリーン表示サイズ調整モードに入ります。
これは、Feiyu pocketが売りの1.3インチ液晶画面に表示するエリアを変更できます。
(詳細は前編をご覧ください)
続いて「PRO」モード設定画面
PROモードを選択しますと、露出やホワイトバランスの調整が出来ます。またカラーモードが選択でき、編集時のカラーグレーディングに最適なFY-logで撮ることも可能になります。
今度はホーム画面から下方向スワイプします。
ここは主にジンバルモードの設定になります。
カメラの向き(自撮りモード)切り替えや、
人のマークは歩き撮り(スムーズ)か走りながら撮る(モーション)とジンバルマークが3軸撮影の動作モードの切り替えになります。
ジンバル動作モードですが、下記の5つの切り替えが可能。
- パンモード
- フォローモード
- オールフォローモード
- ロックモード
- セルフィ―モード
最後にホーム画面から右スワイプします。
ここで、撮影モードを決めます。
写真、ビデオ、スローモーション、タイムラプス、パノラマ撮影が選べます。
ビデオの解像度は4K 3840*2160@60/50/48/30/25/24fps
1080P 1920*1080@120/60/50/48/30/25/24fps
長くなりましたが、以上が設定画面の紹介でした。
続きまして、FIMI PALM比較ポイントを簡単にまとめてみます。
どちらも後発の強みを活かしたて、Osmo Pocketの弱点をカバーしながら価格も抑えたコスパの高いのが特徴です。
同梱品の比較
左がFeiyu pocket、右がFIMI PALM
FIMI PALMはジンバルカメラ本体とUSB-C ケーブルと簡易ケース(カメラヘッド部分を覆うタイプ)簡易マニュアル(中、英)と非常にシンプルな内容です。
Feiyu pocketの方は、パッケージもボリューム感があり、ストラップケーブルやOsmo Pocketそっくりな専用ケースが付属します。またドキュメント類もワランティーカードなどが個別に用意されています。
低価格モデルにしては購入満足度が高い内容です。
本体サイズ比較(左FIMI PALM、右 Feiyu pocket)
ほぼ同サイズですね。
各操作系ボタンの配置と液晶画面のサイズが違いますが、
どちらも100gを少し超えたのポケットジンバルですね。
外観比較でどちらもうれしい装備として、三脚穴とストラップホールド。
ストラップホールドの位置ですが、FIMI PALMは右側面、Feiyu pocketは背面下になります。
個人的には側面が好ましいですが、どちらでも大丈夫です。
ポケットジンバルなので、落下には注意したいので、これはマストアイテムですよね。
三脚穴ですが、こちらは位置が異なります。
FIMI PALMは背面上部、Feiyu pocketは底面です。
やはり三脚穴ですから底面ですよね。
ミニ三脚装着イメージ
Feiyu pocketいい感じでフィットしていますが、
FIMI PALMにミニ三脚は高さの問題があり一工夫が必要です。
ここはFeiyu pocket一択です。
超広角レンズ搭載
Osmo Pocketの弱点として挙げられるのが、画角の狭さになります。
画角が80°に対して後発の2機種は超広角に対応しています。
FIMI PALMはポケットジンバルでは一番広く128°
Feiyu pocketは120°
こちらについてはほぼ同スペックかと。自撮りをする人はマストアイテムですよね。
最後はジョイスティックとデジタルズーム
こちらはFIMI PALM独自機能になりますが、
ジョイスティックはカメラを固定した状態でパン&ズームが可能です。
基本的にカメラを固定した状態での操作はスマホアプリから行うものですが、個人的には手持ち固定でカメラヘッドの角度を調整しながら撮影するシーンもあるのでこの機能はあると便利です。
最後はデジタルズーム
これもポケットジンバルカメラで初めて搭載されました。
ズームの倍率表示が画面で確認できます。
3倍デジタルズーム
デジタルズームなので、さすがに3倍となると画質的につらいですね。
桜の木全体が「ぼやーっと」つぶれている感じ。
デジタルズームはおまけ程度の画質ですがあれば便利です。
以上が、簡単ですが、FIMI PALMポイント紹介でした。
外観と搭載スペック比較では、どちらも甲乙つけがたいのが正直な感想です。今度は野外での撮影で比較の続編をお届けできればと思います。